|2014.02.03|50歳からの整理整頓
季節が後戻りすることもある春の衣替えは、秋よりちょっとやっかい。
そんな春の衣替えですが、クローゼットを見直して心もスッキリ、運気をアップさせましょう!
何をどうやって手放すか。
それには衣類の賞味期限を見ていきます。
なんでも「とっておく」にすると、クローゼットはパンパン。
手放す基準をしっかりと決めましょう!
お奨めは「着れる」ではなく「今着ている」で判断します。
事実なので迷う必要がありません。基本的に1年着ていない衣類は手放す対象と考えます。
人が覚えていられる衣類の数は100着ほどだそうです。
あれとこれと、と頭の中に思い浮かべられる数です。
100着というと多いように思いますが、3シーズンで考えると33~34枚。以外と少ないですね。
冬物はコートもジャケットもありますから、もっと多いはずです。では頭の体操をしてみましょう。
紙を用意して頭に思い浮かぶ全ての洋服を書き出します。
アイテムごとに分けて書いておくと、後で整理する時に楽です。
その中の今シーズンで処分してもいいと思うものを斜線で消します。
いつも「今日何を着ようかな?」と考えるときの選択肢がいま手元にあります。
たくさん洋服を持っているのに着るものがないと思っている方は、頭の中に思い浮かぶ自分が着たい!と思える洋服が少ないということ。
思い浮かばない洋服をいくらたくさん持っていても、収納スペースの無駄になるだけです。
もしその洋服を手放せたとしたら、その空スペースがいかに大きいか!ということに気が付くはず。
そのスペースに床置きになっている雑誌やストック品をしまえば、あっという間にお部屋が片づきます。
片づかない方の特徴は、クリーニングに出したからとか、お洗濯をしたからと、本当に自分にとって必要?という問いかけをせずに収納し、目の前から見えなくします。
それを数年繰り返せば、オンシーズンになった時に収納BOXからワッと洋服が湧き出します。
掛けるところがないのでパイプハンガーを購入。
その置き場所分だけ部屋面積が減るということをあまり考えていません。
また見た目もよくないために、部屋が雑然として片づけのモチベーションがさらに低下してしまうのです。
そうは言ってもなかなか手放せない、一人でするには途方に暮れそう。。。
と思う方は次の方法でしてみましょう。
(1)「着ている」区分の洋服はクローゼットや箪笥にそのまま残します。
アイテムごとに並べて、後で迷った衣類を戻す際に枚数が分かるようにしてください。
(2)斜線で消した洋服は、今シーズンまだ着るものを残して処分用ゴミ袋に入れます。
残りの斜線の洋服は季節が終わったら処分するので、クローゼットであれば端に掛けて
洗濯バサミで来シーズンも着る洋服と分けておきます。
(3)思い浮かばなかった洋服はすべて収納から出します。
問題の着たいけれど思い出すのを忘れていた洋服を戻していきます。
ただし条件があります。今持っている収納に入るだけ。
楽に出し入れができる量に限ります。
戻す時は、同じアイテムばかりにならないよう厳選して戻します。
すでに着ている区分の洋服に同じアイテムがどれくらいあるか確認しながら数を決定します。
残りの洋服でまだ処分しづらいモノは一時保管BOXへ。
これでクローゼットと箪笥はすっきりしました。
衣替えをするのは、今クローゼットと箪笥に入っている衣類だけです。
来シーズンに収納しきれないということがなくなりました。
季節が逆行することも多い時期ですので、厚手のものからお洗濯、防虫対策をして仕舞いましょう。
数が減れば春秋物は通年出しておくことができますので、衣替えの手間が省けます。
◆ 一時保管BOXの衣類はどうする?
(1)痩せたら着る。:これはありません。
やっとダイエットして痩せたのです。「ヤッタ~!ご褒美に 」と新しい服を買うはずです。
潔く手放しましょう。
(2)自分に似合うカラーを知る:カラー診断をすると自分に似合う色が分かります。
好きでも似合わない色は着る必要はないですよね。
これが分かると、今着ている区分の衣類も手放す候補がでてくる可能性大。
(3)他の方に着ていただければ手放せる:知人やリサイクルショップへ
(4)手放せない:期限を決めて再度見直す日をBOXに記入。
時間をおいて見直します。
着る予備軍は少ない方が管理しやすく、手入れの手間も減ります。
一時保管BOXが空になったら、あなたは整理収納の達人です。
ぜひ試してみてくださいね。
|2014.01.04|50歳からの整理整頓,お知らせ一般
何のために部屋を綺麗にするのか?
あなたは、なぜ部屋をキレイにしようと思うのでしょうか?
人によってその理由は異なると思ます。
それは自分自身が求めるものによって異なるからです。
価値観は人によって違います。そこからスタートしているから違うのです。
いったい何を一番優先しているのか?
そこが大きく関わっているからでしょう。
1.健康のため
掃除をしないと、埃が知らず知らずのうちに溜まっていきます。
埃は物の周りにまつわりついています。
引っ越しの時、家具を動かすと大量の埃がでてきますよね。
その埃の中には、ウィルスやダニ、カビの胞子が潜んでいます。
床に物を置くという行為は、埃を呼ぶ行為だといえます。
生活に必要な家具はしかたないとして、それ以外の日常のものを手の届くところに置きたいと思っていると、どんどん埃を呼んでしまいます。
そして、風邪を引いたり、具合が悪くなったりします。
ずっと体調が悪いと言われていた方がいらっしゃいました。
体調が悪いから掃除ができない。
掃除が出来ないから、埃が溜まる。
埃が溜まるから、さらに体調が悪くなって動けない。
負のスパイラルです。
窓を開けていても、まったく空気の淀みがとれません。
何故だろうと思っていると、
畳に置いてある家具の下には、埃が堆積していました。
畳にめり込んでいる状態です。
掃除機をゴシゴシかけました。
爽やかな風が通りぬけていきました。
たったこれだけで、部屋の空気は一変しました。
そこは、ご夫婦の寝室でした。
たかが掃除、されど掃除ですね。
お掃除を楽にするには、床置きを減らすことが一番です。
床のあらゆるところに物を置いているということは、埃を呼んでいるようなものです。
ご年配が風邪を引きやすいのも、そんな埃の中に潜んでいたウィルスが原因かもしれないのです。
あなたのテーブルやソファーの横には、なにが置かれていますか?
2.ゆったりとした時間を過ごしたい
子育ても終わり、自分の時間がたっぷりとある年代は、自分の余暇時間がたくさんあります。
ボランティアや趣味で忙しいという方でも、それは自分の時間を自由に刻んでいるので、余暇時間のうちです。
人生でもっとも楽しい時かもしれません。
誰にも束縛されず、好きなことができる幸せは、なにものにも代えがたいでしょう。
もっとも、パートナーに束縛されることはあるかもしれませんが。(笑)
母も、父が定年退職してからしばらくは、3食ただ待っているだけの父に閉口していました。
それで毎月、横浜に買い物に娘と一緒に行くという口実を作り、ストレスを発散していました。
そうでもしないと、家を空けることができなかったのです。
今の若いご夫婦では考えられないことでしょうね。
親も少しづつ環境に慣れて、父も一人で食事をとれるようにはなりましたが、基本的には食べずに待っているというスタイルは変わらないようです。
ここは娘にとっても痛いところです。
親事例はさておき、時間を自分のためだけに使えるというのは、本当に贅沢なことです。
その時間を有効に過ごすためには、部屋が綺麗な方が心が安定するというのがあります。
散らかった部屋というのは、心が散らかった状態を表していると言われます。
気持ちが平安であれば、身体も動くのです。
身体に痛みがある。これも心は平安ではないですね。
高齢になってくると、一病息災の時期はやがてやってきます。
そこはしかたないところだとは思いますが、その中でも心が落ち着いているときは、物を出しっぱなしにせずに仕舞おうと思うものなのです。
ゆったりとした時を持つことができると、心が豊かになります。
花を飾ったり、
絵画や掛け軸を季節に合わせて掛け替えたり、
小物の置き場所を変えてみたり、
クッションのカバーを新しくしてみたり、
タオルを新品に替えたり、
こんなことでも気分は一新してスッキリとするものです。
割とあるのが、タオルをたくさんお持ちにもかかわらず、使い古したゴワゴワのタオルを使っている。
それでは、幸せの神様は長居をしてくれなさそうです。
まずはご自分が心地よいと思える空間にいることが大切なのです。
そんな空間が手に入ると、外にも目がいきます。
こんなところに花が咲いている。♪
新しいお店だわ。ちょっと寄ってみようかしら。
公民館で面白そうな講座があるから行ってみよう。
そうして刺激が目から入ってくるようになります。
心が豊かであるということは、本当に大切ですね。
3.お金が大切
老後が心配だから、なるべくお金を使いたくない。
そんな方もいらっしゃるでしょう。
ただお金の掛け方というところでは、綺麗を保っている方と、部屋中モノで溢れさせている方とでは異なります。
綺麗を保っている方は、自分がどのようなお金の使い方をすれば心地よいかを知っています。
本当に必要なものだけを、自分の大好きな物だけを選んで置いている。
それは見た目は質素かもしれないけれど、自分にとっては大好きな空気感が漂っている。
親世代を考えると、日本人でもっともお金持ちは70歳だと言われています。
この年代は好きな物を自由に買っていらっしゃる方も多いでしょう。
注意すべきはオレオレ詐欺ですが。いまだに無くならないですね。
一度思い込んだら、これはおかしい!という情報をなかなか頭が受け付けてくれないというのもこの年代なので要注意です。
せっかく大事に溜めてきた虎の子を、一瞬でなくさないように気をつけたいものです。
大の大人の息子が、あなたが育てた子供が、そんなヘマをするかどうか、よ~く考えてね。と一言話しておく必要があるかもしれません。
一点豪華主義というのもありですね。
ベッドだけは一流のものを使うとか。
1日の大半は寝ているのですから、良いものを使えば腰の痛みも緩和するかもしれませんし、
布団の上げ下げという面倒なことからも解放されます。
床に直ではないだけに、埃の影響も少なくなります。
ただし、ベッドの下の掃除は必要ですよ。
物入れ付のベッドにすると、ほぼ掃除はできませんからお薦めはしません。
ベッドの足があって、ロボット掃除機が勝手に掃除してくれる、くらいにしておきたいものです。
ここには投資してもいいのではないでしょうか。
大変だと思う家事は、便利な機器に任せるのも一案です。
どこにお金を掛けるかはその人次第ですが、
お金を使わずに財産を残しても、相続争いになるだけです。
認知症になったら、どう扱われるかも分かりません。
実際に、子供が面倒を見ているけれど、最低限のケアにしかお金を使わないという子もいるように聞いています。
あなたのお子さんはそうではないと思いますが、自分のことにお金は使って幸せになるという選択肢もあります。
子供にとっては、お金を残してくれるより、いつまでも元気でいてくれる方がいいのです。
ボケないように毎日を楽しく暮らすことで、頭を活性化しているほうが、ご自身もご家族も幸せですよね。
たぶん、介護を経験されている方であれば、納得していただけるのではないかと思います。
時間にお金をかけるという方もいますね。
自分は家事に時間を使いたくないから、そこは業者に任せて、自分は自由に遊ぶ。
それで綺麗が保てるなら、それでOKというかた。
苦手なところは、手放すという考え方ですね。
いつも綺麗なお部屋で過ごせるなら惜しまないというのも、一つの生き方でしょう。
それで人生楽しく生きられるのであれば、それもいいですね。
部屋とは別ですが、お金の掛け方はもっとたくさんの分け方ができそうですね。
美容にお金をかける方もいらっしゃるでしょうし。
今は若返りもお金次第でできるようになりましたから、医療の世界はすごいですね。
自分の細胞を培養するので、後遺症もないようです。
そこまでではなくても、化粧品や洋服など自分を飾るものにお金をかけることに価値を持っている人もいると思います。
ただ、自分だけが美しくても、部屋には人を入れられないとするならば、ちょっと淋しい気がします。
さて、あなたはどこに一番の価値を見出しましたでしょうか?
|2013.11.09|50歳からの整理整頓
片づけホームティーチャーこと整理収納アドバイザー園田 智恵です。
地域ケアプラザで、60代~70代の皆さま向けに、幸齢整理(人生の整理)についてお話いたしました。
多くの方がお困りの、物の整理。
ケアプラザですから、ケアマネージャーの方や、高齢期をサポートしている事務員の方がいらっしゃいます。
その方のお話によると、本来であれば、歳をとるごとにモノは減らしてスッキリと暮らされるのが一番なのですが、現状は異なることが多いようです。
ご自宅に伺っても、物が床置きになっていて物をよけながらご高齢の方が歩いてる。。。
どう見ても安全とは言い難い。
ゴミ屋敷寸前の家も増えている。
そんな現状を知っているからこそ、今日の講演会が行われることになったのです。
片づけてからでないと人を家に入れられない。。。。
こんなことを言っていたら、いつまでたっても人を家に入れることはできません。
ヘルパーさんでも入ることが大変な現実。
結局、家で介護を受けることが出来ずに、高いお金を払って施設に入る方が非常に多い。とのことでした。
これはファイナンシャル・プランナー仲間からも聞いています。
「なんとかならないかな~~~。」
そんな相談もちらほらあります。
ご本人が入れてくれないと、無理なんですね。
これは不動産屋さんから聞くこと。
一戸建ては、老夫婦では広くて持て余してしまう。
掃除をするにしても、2階にあがらなくてはならないから、毎日とはいかない。
マンションに引っ越した方が、鍵一つで外出できるので、気軽に外にでることができるのに、
たかがモノのために、快適な暮らしを諦める人がいる。
今ある物はどうするの?マンションには入らないから、今の家にいる。
もったいないですね。快適な生活より、使っていないモノが優先される。
今日も「もったいない」の意味を考えていただきました。
またなぜ「日本人はウサギ小屋に住んでいる」と言われたのか?
なんでも、やってみないと分からないもの。
物を減らす。
すると新しい人生が待っているんです
これは、した方しか分からないことです。
モノだけでなく、エンディングノートの話、相続や成年後見の話もさせていただきました。
詳しい話は時間の関係でできませんでしたが、
問題点だけでも知っている!
ここが大切だと思います。
本気でもっと知りたいと思ったら、専門家に聴けばいいのです。
まずはスタートをきることから始めましょう。
自分の大好きなモノだけにかこまれた生活。
これを目標にして、毎日15分整理していく。
それだけで、人生はとても大きく変わっていくはずです。
つまずいてもいいのです。
そこからまた始めればいいだけの話なのですから。
そんなあなたを応援しています。
昨年連続講座をご依頼をいただいた公共施設から、来年のご依頼をいただきました。
今回は3回の連続講座です。
始めの2回は、モノの整理収納について。
最後の1回はエンディングノートの書き方。意義と意味を知っていただきます。
人生、思い立った時が片づけ時。
遅いことはないのです。
今からでも、始めてみませんか?
目の前にある幸せをつかみましょう。
セミナー・講演会を承っております。
ご依頼はホームページよりお願いいたします。
横浜Tキューブ・スタイル
|2013.09.15|50歳からの整理整頓,お知らせ一般
ある講座の中で出たお話です。
「私は片付けられないんです。
子供(未成年)の洋服も孫に着せられるかなと思って捨てられない。
反面教師なのか、娘が最近片付け始めました。」
なぜそう思うのか、聞いていくと、過去の成功体験がありました。
おばあちゃんが自分の洋服を大事にとっておいてくれていて、子供がその服を着てくれた!
周りの人も、今どきのテイストではないことを褒めてくれたのだそうです。
それは嬉しかったでしょうね。自分の洋服を子供が着てくれたのですから。
しかし、これにはいくつかの条件があります。
まず洋服の管理を完璧にしていること。
数年たつと、クリーニングに出しておいたはずなのに黄ばんでいたという経験はないでしょうか?
まずはシミが浮き出てこないこと。
さらに、温度管理・湿度管理がしっかりなされていること。
以前、着物をクリーニングに出したからといって、虫干しをしなかったら、カビが生えていた。という話をお聞きしました。
長く持っているということは、管理に手間がかかるのです。
その手間を惜しまないならOK。
そして最大の難関は、孫が着てくれるかどうか。
趣味に合わなければ着てもらえません。
保管するなら、着てもらえなくても、怒らないこと。
結構ハードル高くないですか?
孫が悪いわけではありませんものね。
これを聞いたお母さんは、
「片付けられないのに管理は出来ない。
ましてや、必死に綺麗を保ったのに着てもらえなかったら、泣いちゃうかも。」
思い入れが強いほど、お孫さんに強要してしまうかもしれません。
さて、あなたならどちらを選びますか?
たった一度の成功体験が、物を手放せなくなるということは、わりとあることだと思います。
綺麗な箱をたくさん持っている人は、お孫さんが工作に使ってくれたとか、ありがちな話です。
しかし、いつまでも幼稚園児ではないので、長い間とっておいてもその後お声がかかることはありません。
そうやって物は居据わるのです。
部屋のスペースを奪っていくのです。
自分が使わない物は、いらない物。
そうやって限っていかないと、お家の中は物だらけ。
自分の生活スペースがどんどん狭くなってしまいます。
物が主役なのか、あなたが主役なのか、一度よ~く考えてみませんか?
幸せな人生を送るのに、床を埋め尽くす物はいらないはず。
もし災害がおきたら、逃げ道をふさぐかもしれません。
ご本人は「よし」としたとしても、ご家族はどんなに悲しむことでしょう。
ましてや、お孫さんが遊びに来ていたとしたら?
自分のことだけではなく、周りの人のことも考えてみましょう。
震災の時に、お年寄りが逃げないので、家族は置いて逃げることが出来なかった。
そんな話もあるのです。
捨てられない。捨てられない。
なにがそこまでさせるのか?
物にしか幸せを感じることは出来ないのでしょうか?
もっと大切なモノはないでしょうか?
残りの人生を考えたとき、
もう一花咲かせたい!と思った時、
何に自分を賭けますか?
床に置いてある物に夢をかけられますか?
|2013.08.27|50歳からの整理整頓
整理―収納―整頓。
この順番だということは、(2)整理がトップバッターでお話しました。
山下秀子さんの断捨離は、初めの整理をほぼしているだけです。
それだけで生活が楽になったと、多くの人が実感しています。
モノが手放せるかどうかは、こころの執着を切り放す(離すではありません)ことができるかどうかにかかっています。
before afterを見て片づけようとした時に、一般的に何をする人が多いかというと、整頓をしている方がほとんどです。
お自身では整理をしたつもりになってはいるのですが。。。
整理とは、自分にとって本当に必要なものと不必要なものを区別することに意味があります。
この本当に必要な物とは、今現在使っている物です。
それ以外は必要不可欠ではありません。
もちろん生活のうるおいは大切ですから、実用的なものだけを指しているのではありません。
花を飾る花瓶も、実際に活けている花瓶は必要な物。
なんとなく持っているだけで、その花瓶に活けると花が死んでしまうように感じるのであれば、それはいらないもの。
つまり、そのモノが物として活かされているかどうかなのです。
ですから、花瓶としての役割を果たさなくても、インテリアとして部屋に飾ってあるのであれば、その花瓶は活かされているのです。
「いつか飾る」は必要な物に入りません。
1年のうち、この季節に飾るというのであれば、必要な物の部類に入ります。
この基準を緩くしてはいけません。
緩くしてきた結果が、今のお宅の現状なのですから。