|2019.01.21|50歳からの整理整頓,お知らせ一般
エンディングノートセミナーでは、たくさんの方にお集まりいただきました。
私がエンディングノートをお薦めする理由はいくつかあるのですが、その一つを今日シェアしたいと思います。
いま私の母は、入院しております。交通事故にあったからなんですけれども、幸い体の方は元に戻りそうなんです。しかし、ちょっと頭を打っているために、脳の機能の方が一部損傷しております。
だからこそ、強く思うのですが、自分がどういうことで今後、例えば意思確認ができなくなるとか、話せなくなるとか、そういう可能性ってあるんだなって思ったんですね。
今までは想像の世界で皆さんにお伝えさせていただいたのですが、親が現実問題としてそうなると、本当に心から思っております。
とりあえず話すことはできるので、その場だけの確認はできるんです。でも忘れてしまうんですよね。短期記憶が残らないんです。もし自分だったら、どう皆さんは思いますか?
もしこれがもっと長期にわたって分からなくなったら、どうでしょうか。
ちょっと認知症に近い状態になるわけです。
もし認知症になった時に、子供が面倒を見れるとは限らないですよね。
施設に行った時、この人はどういう人生を歩んできたのか?
どういう食べ物が好きで、どういう色が好きで、どんな音楽が好きなのか?
嫌いなことは何なのか?
そのようなことを、事前に介護者に伝えられたとしたならば、その人はその人らしく人生を送ることができるのです。
これは理解が難しいかもしれません。
意識があるなしにかかわらず、その人は生きています。
言われた事を忘れてしまったとしても、その人はその人らしく生きる権利があります。
ではその意思確認を、どのようにしていくのか?
ここがとても大切になってくるんですね。
そのツールとして、エンディングノートに書いておくことは、とても重要なことなのです。
例えば、大好きな場所はどこか?
認知症がひどくなったとしても、その場所に連れていってもらうと、その症状はよくなるのです。これは親戚の叔母が実際にそういう状態になった時に感じたことでもありますが、実際にそうなんだなーって感じたのです。やっぱり自分の大好きな場所は、気持ちがやわらぐのですよね。そうすると、良い状態になっていくのです。
好きな食べ物を食べれば、やっぱり笑顔になります。
そしてこれは、事前に本人が書いておくということが必要になります。周りの人たちが知ってるかどうかというと、どうでしょうか。自分の親でも、この場所が好きだなんて、聞いたことありますでしょうか 。
何色が好きだって、聞いたことがあるでしょうか。
どんな食べ物が好きで、どんな食べ物が嫌いなのか?ちょっとわかるかもしれません。でも絶対ではないかもしれないですね。
こういう些細なことを、自分なりに記録をしていく。
それが、ひとつのエンディングノートの役目でもあります。
まだたくさんあるのですが、またの機会にしたいと思います。
今日は情報の整理ということで、エンディングノートのことをお伝えしました。
今日も幸せの波動で満たしていきましょう。
幸せ片づけハッピーセラピー 。
スマホの方は、無料アプリhimalayaをダウンロードするとお聞きいただけます。
|2019.01.20|50歳からの整理整頓,お知らせ,お知らせ一般
私たちは、幸せになるために生まれてきました。
モノに埋もれて、モノに支配されるような生き方をするために生まれてきたわけではないはずです。
幸せに歳を重ねるための整理、幸齢整理をしませんか?
1.長寿社会
長寿世界一は、ジャンヌ・カルマンさん 122歳と164日(逝去)です。
「人間の限界寿命は120歳前後である」と考えられています。そこには、細胞分裂の回数が関係するようです。
細胞は分裂のたびに少しずつ短くなっていき、分裂不可能な長さになるので、その限界が大体50回程度の120歳前後となるそうです。
医療が発達した先進国では、高齢化が進んでいます。高齢社会は高齢化率14%を超えた社会、超高齢社会となると21%超を指します。日本はすでに26%に達し、高齢化の速度が飛びぬけて早いので、超高齢社会に突入する心と環境の準備が整っていない状態です。それは、高齢者本人だけでなく、周りの家族や社会を含め、生き方やこれからの暮らし方などの未来を模索している状態です。
(平成26年版高齢社会白書抜粋)
2.もったいないの意味を変える
人が暮らしていくには、モノは欠かせないアイテムとなります。
どれだけ少ない量で暮らせるかを実験した人もいましたが、今までの習慣を変えるには、頭の切り替えが不可欠になります。
海外で、日本人が持っている量を見て、「ありえない」と言っている声を聞くたびに、日本の急激な高度成長の陰を見る思いがします。
寿命が世界の中でも急激に伸び、超高齢社会となった日本。年金制度も、現状に追いついていない状態です。ヨーロッパも長寿社会に移行しつつありますが、その速度は日本より緩やかで、対策を講じる時間があったと考えられます。だからこそ、日本が世界からどのように超高齢社会を乗り切るかに注目が集まっています。(健康長寿ネットより)
その中で社会問題になりつつあるのが、モノの多さです。
2018年、100歳を超える方が69,785人(前年比+2,014人)。ついこの前まで5万人台だったことを考えると、急激な伸びと言えます。
人生50年であった時代から見れば、倍の人生を楽しめるわけですが、生活という行為は、モノを使うという行為の連続です。
織田信長の時代と同じ時間と生活をしていれば、さほどモノも増えないかもしれません。
しかし、便利な世の中になった今、電化製品も増え続け、介護にもロボットが進出。
遠い親戚より近くの他人ならぬ近くのロボットになる日も近いのでしょう。
なぜモノを捨てられないのか?
「もったいない」という言葉に集約されます。
戦後まもなく一般に広まった言葉のようですが、その当時は「モノがないから、大切に使おう」という意味で「もったいない」でした。
今では南アフリカでも「もったいない」で通じます。しかし、現代はどうでしょう。
バブル期を超え、モノ余りの時代です。
必要なモノは手にしているはずです。
確かに、モノがあれば幸せという時代がありました。
三種の神器と言われたテレビ・冷蔵庫・洗濯機。持っていない家庭を探す方が難しい時代です。
そんな現代では、「もったいない」の意味を変えなくてはなりません。
『使わないのがもったいない。』
ご高齢の方にとって、今までの価値観を変えるのは容易ではありません。「まだ使える」「どこかで使える」
使おうと思えば、モノは使えます。プラスチックなら黄色くなりますが、使おうと思えば使えます。
しかし、それを使おうと思うかどうかは、あなた次第です。使うのであれば、そのモノは活きます。使わなければ、死んだも同然。
モノは使ってこそ、活きるのです。
3.幸齢整理Ⓡ
幸せに歳を重ねるための幸齢整理。
モノがない時代と、物余りの時代。どちらも経験した世代が、幸齢世代です。
わずか数十年の間に、モノの価値基準が変わってしまったのです。
昔1ドル360円だった時代から、今は115円前後。価値が3分の1になったわけです。
高度世長期に懸命に働いてきた幸齢世代からすれば、買った時の価値は360円。
資源の少ない日本は、海外から輸入しなければ生活が成り立たないような状況において、モノが「高かった」という想いも、捨てられない気持ちに拍車を掛けています。
しかし、どこかで「モノが沢山あっても幸せではない?」という想いも持ち合わせています。
なぜなら、こころの幸せと、モノの多さは比例しないからです。
4.環境を変えると、こころも変わる
部屋がスッキリするということは
心がスッキリするということにつながります。
これからの人生を、どのように自分らしく生きることができるのか?
考えることができるようになります。
部屋のスペースは、頭の中のスペースにつながっています。
頭に空き容量が増えれば、こころにも余裕ができます。
頭の中が、部屋の状況そのものだからです。
つまり、人生の再スタートを切るのに最適なのが、高齢者の片づけなのです。
ただ捨てるだけでは、幸せになりません。
これからの人生、あなたにとって大切なものだけにしていくことが大切なのです。
「もったいない、もったいない」と手放せずにモノに埋もれている人生こそ、「もったいない」。
モノを整理して、自分らしくいれる趣味や生きがいに生きる人生を送ってもいのではないでしょうか。
命の時計は止まりません。もったいない人生に終止符を打ちませんか?
意識が変わってくると、小さな幸せが見えてきます。
その小さな幸せの積み重ねが、人生の大きな幸せへと変わっていくのです。
感謝と喜びを習慣にしている人ほど、幸せを実感しています。
不平不満を言いながら終わる人生と
感謝と喜びの言葉に変えていく 生き方
どちらを選びますか?
選ぶのはあなたです。
今日もあなたが幸せでありますように。
|2018.08.25|50歳からの整理整頓,お知らせ一般,生前整理セミナー
前回好評だった、生前整理セミナー。
再度のご依頼を受けて、自分らしく生きていくための暮らしについて、お話します。
藤岡は、幸齢整理と呼んでいます。
生前に整理しましょうというのは、どうも気が向かない。
「死」を意識するのは、多くの方が嫌がります。
自分の親も、身近な人たちが亡くなっていく年代のため、特に避けたい言葉のようです。
だからこそ、
幸せに齢を重ねるための整理として
幸齢整理
と呼びたいと思っています。
65歳からは、高齢者と呼ばれます。
しかし、今のご年配は、皆さん元気いっぱいです。
前回のセミナーでも、遠くから聞きに来てくださいました。
これって、元気でないと、そもそも来れないのです。
元気なうちに、自分にとって大切なモノを見極めるということは、
とても重要なことです。
自分がわからなくて、子供に分かるわけがないのです。
今回はモノの整理のお話をしますが、
お金の整理もしておきたいものです。
ファイナンシャルプランナーとして、
また相続アドバイザー、終活アドバイザーとしても
エンディングノートは書いておいて欲しいと思っています。
こちらも10月12日13日に、交流フェスタが新宿で開催されます。
こちらに、NPO法人らしさのブースがでますので
ぜひお寄りください。
もしかしたら、セミナーも藤岡が担当するかもしれません。
一人でも多くの方に、ご自分を大切にしていただきたいと願っています。
ネットラジオ『幸せ片づけハッピーセラピー』を、日々更新中です。
スマホの方は、無料アプリhimalayaをダウンロードしてください。
検索で、藤岡聖子で探してくださいね。
一押し!で出ています。
|2018.07.03|50歳からの整理整頓,お知らせ一般
今日の音声ブログ『幸せ片づけハッピーセラピー』は
田舎に土地を持っている。
そんな方は、意外に多いもの。
相続はしたけれど、活用していない。。。
雑木林になっていて、放置状態。。。
たいして価値もないから、そのままにしている。。。
こんな土地は、普段眠っています。
しかし、相続となると、そのままとはいきません。
兄弟姉妹、親戚が関わってくるからです。
その前に、お隣の土地の所有者と話し合わなければならないかもしれないのです。
それは境界線。
都内ですと、たった10cmの差で価値が大きく変わってしまいます。
国土交通省が22日発表した2016年の公示地価で、
高額ランキングの首位は東京都中央区の銀座4丁目にある
「山野楽器銀座本店」で1平方メートルあたり4010万円!
1坪(3.3平方メートル)は1億3000万円を超える計算に。
(日本経済新聞)
銀座の一等地ではないにしろ
相続が発生してからでは、隣人に足元を見られて
土地を譲らなければならない事態になったりします。
そもそも、その隣人が誰だかご存知でしょうか?
荒地の隣は、同じく荒地のことが多いです。
普通に住んでいたら、草刈りなどしてくださいと普段から言われていますからね。
放置している土地の場合、
所有者探しから始めなければならないかもしれません。
会った事もない人と、突然話し合わなければならない。
案件はとってもヘビー。。。
これだけでも気が重くなりませんか?
親が健在なうちに
どこに持ち土地があるのか?
境界線はキチンとできているのか?
曖昧な状態だったら、土地所有者同士で
「確かここだったですよね~。」
と話し合っておかなければなりません。
もちろん測量士さんと一緒にです。
ここで大切なのが、顔見知りであるということ。
どちらも高齢になっていることが多いでしょうから
小学校が一緒だったとか
なんらかのつながりがあって、
思い出(古いことは覚えている)が共有されれば
問題が起こりにくいのです。
わが家の田舎でも、同様なことがありました。
親はすでに他界していたので、叔母に立ち会ってもらいました。
お隣のおばあちゃまとは顔見知りで
大変スムーズに話し合いがされ、
境界の印であるブロック「境界標」(きょうかいひょう)を、新たに設置しました。
住んでいるからといって安心ではありません。
塀や壁が境界だとも限らないからです。
古い図面だと、正しい測量がなされていないこともあります。
いずれにせよ、相続が発生してからでは、すぐに変えられるものではありません。
相続の申告は、10ヶ月以内。
隣人とのトラブルになれば、とてもではありませんが
その期間で解決は難しくなります。
足元を見られて、譲歩せざるを得なくなることもあります。
だからこそ、顔見知り、少しでも記憶のある親が健在の時に
しっかりと確認しておく必要があるのです。
確認するには、エンディングノートを活用するとスムーズです。
エンディングノートセミナーも承っていますので、お問合せ下さい。
|2018.06.18|50歳からの整理整頓,セミナー・講座
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