お子さんの片づけ習慣化プログラムについて、書いてみます。
あるお宅の小学生2人。元気な男の子。
ママは、片づかなくてお困り中。
そこで、定期的にお伺いして、片づける習慣を身につけてもらおうと通っています。
1回目は遊び友達になるつもりで、一緒に遊びました。
そのうちランドセルを床じゃなくてランドセルラックに置こうよ!
と置き場を作り出して終了。
片づけまでいくとは思っていなかったので、これはラッキー!
3週間後の第2回目
お兄ちゃんのランドセルが、ランドセルラックに置いてありました!
これだけで凄いな!って思う。
褒めたよ~!
たった一回で、戻しているんだもの。
小さな木のブロックで、片づけゲームをしてみる。
やっぱりオモチャは興味を惹くよう。
弟君は、口に入れて壊したけれど。やれやれ。。。
正解はないけれど、考えてもらうだけでOK。
ママの方が正解を求めてしまう。
ご自身が片づけが苦手だからかな。
第3回目
お兄ちゃんは、常にランドセルは定位置に置かれている。
野球の手帳がないと言う。
一緒に探してみると、ラックのいつもの場所から出現。
寝かせて置いているから、見つけにくかったみたい。
でも、この場所にしている理由があった。
子供には子供なりの理由があり、収納の問題であることもわかる。
ランドセルラックの中段下段の見直しをしたけれど、ちょっと使いずらい収納。手作り家具が売りだったようで、ママは変えたくないと言う。
上手く収納できないのは、本当は子供のせいではないのだけれど、しかたないですね。教科書が奥と手前におけるくらい深いので、奥側はつぶして教科書が奥にいかないようにする。高さのない棚には、野球の手帳は前のまま寝かせて収納。どうしてこんなに変な作りなんだろう。。。仕切りも動かせない。
子供のラックは、シンプルな方が使いやすいと思う。
紙を減らすことしか楽になる方法はない。減らすことへの抵抗はまだあるけれど、少しづつやって探し物がなくなるように分けていく。
ガンバレお兄ちゃん。
第4回目
お兄ちゃんは、常にランドセルは定位置に置けている。
中段下段も収まっている!
やったね!!!
ママは、ちょっとはみ出した塾用バッグに付いている飾りのキャラクターが床にはみ出ているのが気になるみたい。そこはいいんじゃないかなって思う。お兄ちゃんに厳しいかも。
弟君が野球カードを、お兄ちゃんはカード類全般の整理。
前なら、やりたくないってふざけてしまったのに、素直に仕分け始める。
いろんなカードがあるんだね~。
デュエル・マスターズ、整理して半分になった!
やるじゃん!!!
オモチャ棚から、また他のデュエル・マスターズが出てきて、ママ切れる。あらら。。。
子供にとっては一番大切なカードで、すぐ出せるように仕舞いたくないものだったらしい。
片づけを一緒にしていて、子供には子供なりの分け方があって、その理由を聞いてあげる事が大事だということが分かります。
また、言葉がけ次第で、維持しようと思うこと、時間がかかると言いながら仕分けしてくれること。
大人の対応次第で変わるのですね。
環境を普段から整えてあげると、やる気も出るし、褒めてもらうと、誰だってそれに答えようとする。子供ならなおさら。そう思って一緒に片づけています。
やっぱり一緒にどうするか考えて、子供の意見も聞いていくといいですよね。
親が言うと、つい強制的になりがちだし、子供も甘える所があるかもしれません。ここも基準がいるのではと思っています。その時の感情で叱るのは、子供にとっては理解ができません。そうなると、人の顔色で動くようになってしまうこともあるでしょう。そうはなって欲しくないですよね。
ルールを作りましょう。
ご飯を食べる前に、オモチャはしまう。
学校から帰ってきたときに、ハンカチは洗濯かごに入れる。
小さなルールが、散らかりを防ぎます。
ルールが習慣になれば、何も考えずに行動できるようになります。
それまでは、ちょっとだけ優しい言葉がけをしましょう。