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整理収納アドバイザー(片づけセラピスト)の横浜Tキューブ・スタイル
整理収納片づけの支援セミナー、支援サービスをしている藤岡 聖子の事務所です。

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実家に置きっぱなしの物はありませんか?

|2013.05.16|50歳からの整理整頓

結婚をして自分の生活が別の場所にあるにもかかわらず、ご実家に荷物を預けたままにしていませんか?
その行く末を考えたことはあるでしょうか。
これはあるお宅であったお話です。
多分、多くの方が考えてもいないことでしょう。
とっくに忘れさられていることかもしれません。
でも言われてみれば、そうだよねって思えること。
さて、どんなことが起きたのでしょうか。

 

同居している娘さんが、施設に入っている認知症のお母様の物を見直したいと思いました。
もうご自宅に帰ることのないお母様。施設に持って行く物を出し入れしやすくしたいと思っていらっしゃいました。
お母様も物持ちがいいのですが、娘さんであるこのご婦人も、また物持ちがいい。
それでも、母の物は少しづつ減らしていかないと、と思っている。自分のは減らせないけれど。

 

母の所持品を一つ一つ見ていくと、丁寧に書いていた日記の類が大量に出てきた。
数年前までは書けていたのだと、またこの頃から書く気になれなくなっていたのかと、日記を見つつ思い浮かぶ老いていく母の顔。
90も過ぎれば当たり前だと思いながらも、いつまでも元気でいて欲しいと願う。
昔は字もしっかりしていた。
今はもうこんな力強くは書けない。。。
父の相続のことも思いだし、今後の家の行方など、気になることは山積み。
されど自分の体力も気力も、そんなにあるわけではない。

書類を整理したら、母の部屋が少し広くなった。
趣味の俳句集は、次回訪問時に持って行こう。喜んでくれるかしら?
母の優しい笑顔が浮かぶ。
よく俳句を作りに、同好会のみんなと旅行に行っていた母。
写真もたくさんある。
さて、どうしようか。。。
今はまだそのままにしておこう。
整理されていない写真は、母に見せてあげれば、その時の光景を思い出すかしら。
覚えている写真だけアルバムに貼ろう。

まだ一緒に暮らしていた物については、なんとなく分かる。
大切そうに取ってあった箱にしまってある物も、誰からいつもらったのか几帳面に記載してある。
こんなにマメだったっけ。

今一番困っているのが、台所に「とりあえず」と置いてしまった段ボールの箱3つ。
母の実家から送られてきたものだ。
何が送られてきたのかまだ開けていないから分からないけれど、嫁入りしたときに置いてきた母の私物だそうだ。
もう1年もここに鎮座している。
母の物だし、どうすればよいものやら。
母が自分でできる訳はないのだから、やっぱり私が見ないといけないのよね。
そう思いながら手を付けられずいる。
見ないで処分してしまおうか。
いや、そうはいくまい。
葛藤の日々。

 

さて、皆さんはどう思われたでしょうか。
死んだら処分してくれという人はけっこう多いようです。
しかし、家族の悩みは本人よりも深いかもしれません。
存命の間は処分できない。
亡くなれば処分できるのか?
これが問題で、かなりの方が処分できないでいます。
全てが故人の思い出となってしまうからです。

同居されているご家族であれば、何を大切に使っていたのか、たいして執着していなかった物なのかがわかります。
わかれば手放すこともできるのです。
しかし別居して生活自体がわからない家族ですと、どれも大切にしていた物ではないかと手が付けられなくなって廃屋と化していくのです。
子供は住んでいないですからね。
これが自治体の悩みでもあります。
放置された廃屋は、誰が所有者か近隣の方も知らない為、地域の防犯に悪影響を及ぼします。
2013年早々に、八王子市と小平市が放置してはいけないという条例を作りました。
浮浪者が住んだり、放火されたりすると、とても危険だからです。
雑草の処理もしてもらわないと、ご近所の方が迷惑を被ります。

 

こちらはどうでしょう。
ご実家に置きっぱなしの物の最後。
自分で処分できずに終わるのがいいことでしょうか?
預かっている方も、とても気分が重たいものなのですよ。特に代替わりをしていると邪魔者以外のなにものでもないでしょう。
40~50代にご実家に置いてある物も見直してみると、自分史が見えて自分の価値観の変遷も分かるかもしれません。
物は雄弁に時を語ります。
価値観が客観的に見えたら、もしかしたらご自宅の物の選別ルールにも一役買うかもしれませんね。

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