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整理収納アドバイザー(片づけセラピスト)の横浜Tキューブ・スタイル
整理収納片づけの支援セミナー、支援サービスをしている藤岡 聖子の事務所です。

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  • タグ : 認知症

認知症とエンディングノートの蜜月関係。お勧めする理由①

エンディングノートセミナーでは、たくさんの方にお集まりいただきました。

私がエンディングノートをお薦めする理由はいくつかあるのですが、その一つを今日シェアしたいと思います。

 

いま私の母は、入院しております。交通事故にあったからなんですけれども、幸い体の方は元に戻りそうなんです。しかし、ちょっと頭を打っているために、脳の機能の方が一部損傷しております。

だからこそ、強く思うのですが、自分がどういうことで今後、例えば意思確認ができなくなるとか、話せなくなるとか、そういう可能性ってあるんだなって思ったんですね。

 

今までは想像の世界で皆さんにお伝えさせていただいたのですが、親が現実問題としてそうなると、本当に心から思っております。

 

とりあえず話すことはできるので、その場だけの確認はできるんです。でも忘れてしまうんですよね。短期記憶が残らないんです。もし自分だったら、どう皆さんは思いますか?

もしこれがもっと長期にわたって分からなくなったら、どうでしょうか。

ちょっと認知症に近い状態になるわけです。

 

もし認知症になった時に、子供が面倒を見れるとは限らないですよね。

施設に行った時、この人はどういう人生を歩んできたのか?

どういう食べ物が好きで、どういう色が好きで、どんな音楽が好きなのか?

嫌いなことは何なのか?

そのようなことを、事前に介護者に伝えられたとしたならば、その人はその人らしく人生を送ることができるのです。

 

これは理解が難しいかもしれません。

意識があるなしにかかわらず、その人は生きています。

言われた事を忘れてしまったとしても、その人はその人らしく生きる権利があります。

 

ではその意思確認を、どのようにしていくのか?

ここがとても大切になってくるんですね。

そのツールとして、エンディングノートに書いておくことは、とても重要なことなのです。

 

例えば、大好きな場所はどこか?

認知症がひどくなったとしても、その場所に連れていってもらうと、その症状はよくなるのです。これは親戚の叔母が実際にそういう状態になった時に感じたことでもありますが、実際にそうなんだなーって感じたのです。やっぱり自分の大好きな場所は、気持ちがやわらぐのですよね。そうすると、良い状態になっていくのです。

 

好きな食べ物を食べれば、やっぱり笑顔になります。

そしてこれは、事前に本人が書いておくということが必要になります。周りの人たちが知ってるかどうかというと、どうでしょうか。自分の親でも、この場所が好きだなんて、聞いたことありますでしょうか 。

何色が好きだって、聞いたことがあるでしょうか。

どんな食べ物が好きで、どんな食べ物が嫌いなのか?ちょっとわかるかもしれません。でも絶対ではないかもしれないですね。

 

こういう些細なことを、自分なりに記録をしていく。

それが、ひとつのエンディングノートの役目でもあります。

 

まだたくさんあるのですが、またの機会にしたいと思います。

 

今日は情報の整理ということで、エンディングノートのことをお伝えしました。

今日も幸せの波動で満たしていきましょう。

 

幸せ片づけハッピーセラピー 。

(音声ブログ himalaya第224回)

スマホの方は、無料アプリhimalayaをダウンロードするとお聞きいただけます。

親の家の片づけ・高齢者の片づけ

親の家の片づけについてブログ掲載したものを、まとめました。

読売新聞より記事掲載のご依頼をいただいたことを契機に書いたものです。

子供が親に片づけを促す時

親(自分)が片づけようと思った時の参考になればと思います。

 

1.価値観の違い

モノを捨てられないと言う方はご年配でなくても多いのですが

特に高齢者は多い気がします。

例えば、娘さんがいらないとゴミに出したものを

母親がまた拾ってきてしまうというような話もあります。

 

そのため、母親がいないときにゴミを出さなければいけない

という話は、割とよく聞きます。

 

ご高齢の方は、物のない時代を知っています。

そのため、今の価値観とは違う価値観を持っています。

まずは価値観が違うという視点を持つことが必要になるでしょう。

 

多くの人にとって、高かったというのは手放しずらい原因となります。

昔1ドル360円時代がありました。

今は100円~120円くらいですね。

同じ物でも、その人にとっては価値が違うのです。

 

1ドル80円の時を考えると、価格は4倍違います。

今持っているものが4倍高かったとしたら

あなたはすぐに手放すことができるでしょうか。

 

その方の背景を知ること

そして その方の考え方を尊重した進め方をしていく必要があります。

そのためには、まずは自分のモノから始める。

 

自分のモノがたくさんあるにもかかわらず

人のモノを減らせと言っても反発をされるだけだからです。

自分のモノが減り、景色が変わっていく中で

家族は心地よさを体感し、ようやく自分もしてみようか。。。

と思い始めるのです。

 

 

2.脳内で起こること

人は、五感の中で視覚から得る情報は8割を超えます。

 

 

日々目にしている部屋の風景から

無意識のうちに潜在意識の中にインストールされていきます

そのため、たくさんモノがあっても

気にならないようになっていくのです。

 

 

転勤族だった私も経験があります。

電車の踏切の音がカンカンするところに住んだことがあります。

始めはこんなところに住めるかしら?

そう思いましたが、慣れるのです。

 

聞こえなくなるわけではないのですが、気にならなくなる。

なぜか?

 

 

いらない音だと脳が判断して

聞こえにくくしているのです。

耳で起きることは目でも起きる。

 

つまりテーブルの上に山になっていたとしても

それは見なかったことにしている。

見ているのに、実は見ていないという状態が起こるのです 。

 

人間の心理として

大きく変えたくないというのがあります。

そのほうが安心感があるからです。

 

しかし、目に入るモノが多いというのは

ストレスには違いありません。

長期に渡れば、身体に影響がでてくることも考えられます。

 

 

日本人の平均寿命は、世界でもトップにあります。

しかし、単に寿命が延びても人生楽しくありませんよね。

健康寿命が一番なので

 

どうしたら元気に過ごせるか?

を考えていく必要があるでしょう。

 

 

高齢者が一番気を付けなければならないのは骨折です。

家の中で起きる事故は、屋外とほぼ同じ50%。

入院すると筋肉が弱り、寝たきりになってしまう方がいます。

人生楽しく過ごしたいですよね。

 

リスクの半分を減らすために

まずは床置きを無くすことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

3.もったいない

多くの方が「もったいない」と言われます。

「もったいない」はとてもいい言葉で

南アフリカでもそのまま通じます。

 

本来の意味は、

物がないので大切に使おう。

そういう事から発生した言葉だったのです。

しかし、今はバブル期を超えモノ余りの時代になっています。

 

「もったいない」

という意味を変えなければいけない時代となりました。

 

 

今の「もったいない」は、

使っていないことが「もったいない」

と、意識を変えなければいけません。

 

三種の神器

白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫 を始め

モノがあれば幸せという時代は確かにありました。

しかし今はどうでしょう?

 

 

女性を見てみるとわかりやすいのですが

昔のお化粧と今のお化粧はかなり違っていますね。

今はナチュラルメイクが流行っています。

 

洋服も、昔はイケイケドンドンの派手な時代がありましたが

今は森ガール山ガールというような

自然体が良いという傾向にあります。

 

つまり、外見はいらないものをそぎ落としながら

ナチュラルへと変わって来ているにもかかわらず

家の中だけがまだモノに溢れている。

 

部屋はこころの鏡と言われています。

こころと体も繋がっています。

体調が悪ければこころも荒みます。

こころが荒れれば、お部屋も荒れます。

 

逆に、こころの中をお掃除をすると

部屋がすっきりしてきます。

しかし、なかなか こころ からスッキリさせるというのは難しい。

 

だからこそ

部屋(環境)から変えてみませんか?

とお話をしているのです。

 

4.思い出

親の家を片づけようとするとぶち当たるのが

思い出。

 

あれも、これも

大切な思い出

 

モノにまつわる想いは、その人にしかわかりません。

だからこそ、他人のモノは勝手に捨ててはいけないのです。

 

ただ、なんでも思い出として取っておくと

人生100年時代ですから、とんでもない量になってしまいます。

人生50年と言われていた時代とは違うのです。

 

 

飛ぶ鳥跡を濁さずという言葉があるように

人生の終焉までには自分の人生を振り返り

必要なものだけにしていくという作業が必要になってきます。

 

藤岡はファイナンシャル・プランナーでもあるので

エンディングノート講座の依頼もあります。

 

そこに目覚めた人たちが、終活ということをしている。

断捨離はその一つなのです。

ではどのように変えていったらいいのでしょうか。

 

 

思い出は一定量にとどめる。

 

思い出も、経過年数によって大切なモノが変ってきます。

昨年大切だと思ったモノも

今年もっと大切なものがでてきたなら入れ替え制です。

 

この場所だけと決めて

1年に一回もしくはその場所が一杯になった時に、見直してみましょう。

 

子供のために取っておくという方がいますが

子供に要るか要らないか聞いてみましょう。

大抵いらないと言われます。

 

それは親(自分)の思い出を

子どもをダシにして処分を先延ばししているだけなのです。

 

子供がもしいるといったならば、子供に引き取ってもらいます。

(例外:写真  また後の記事にて記載)

そうしないと、子供の倉庫になってしまいますよ。

 

 

親の家は、親の家

同居でない限り、子供の家ではないのです。

 

現在も、未来も

あなたがその家の将来を

決めておかなければならないのです。

 

5.もったいない②

もったいないの意味を、もう一度考え直す機会をつくりましょう。

思い出が絡むことが多いので、思い出は別にします。

 

モノは使ってこそ生きるのです。

ただ家に置いてあるだけでは

そのものの活躍する場所がありません。

 

使ってもらえるなら、使ってもらえるところに回す。

 

モノにも命があるように

ただ放置されているだけでは、死んでいるのと同じなのです。

その活躍の場を用意してあげられるのは

そのモノを使っていた人なのです。

 

あなたは誰にもかまわれず

放置されていたいと思いますか?

 

話しかけてもらったり

触れあって笑顔になれることが

幸せと感じるのではないでしょうか。

 

モノを手放すということは

そのモノを幸せにしてあげる場所へ戻してあげる

ということにもつながるのです。

 

捨てられない方は

モノの気持ちになって考えてみてください。

 

本であれば、何年も埃だらけになって読まれない本。

その本は幸せでしょうか?

 

その本が、図書館(リサイクルショップ)にあったとしたら

その間に、一体どれだけの人が読むことができたでしょうか。

 

本は、あなたの家で埃にまみれているのと

どちらが嬉しいでしょうか?

 

本の使命は、読んでもらうことです。

そこに価値があるのです。

ただ所有しているだけでは、知識は増えません。

 

そうやって1つ1つ

そのモノに嬉しいと思ってもらえるかどうかを考えると

自ずと、その場所にいるべきかどうかの判断が付きやすくなると思います。

 

とても大切にされているのであれば

そのモノはそれだけで幸せです。

 

6.幸齢整理

私たちは幸せになるために生まれてきました。

幸せな状態というのは

あなたにとってどんな状態を言うのでしょうか。

ただモノに囲まれているだけの生活が幸せでしょうか。

 

部屋がスッキリするということは

心がスッキリするということにもつながります。

 

これからの人生を、どのように自分らしく生きることができるのか?

考えることができるようになります。

つまり再スタートを切るのに最適なのが

高齢者の片づけなのです。

 

もう一花咲かせたいハート2

私は「幸齢整理」と言っています。

「幸せに年を重ねるための整理」という意味です。

 

高齢者の片づけを表す言葉はいろいろありますが

「幸齢整理」だとモチベーションが、ちょっと上がりませんか?

セミナーでは、多くの方が頷きます。

 

ただ捨てるだけでは、幸せにはなりません。

これからの人生、

あなたにとって大切なものだけにしていくことが大切なのです。

 

意識が変わってくると、小さな幸せが見えてきます。

その小さな幸せの積み重ねが

人生の大きな幸せへと変わっていくのです。

 

感謝と喜びを習慣にしている人ほど

幸せを実感しています。

 

不平不満を言いながら終わる人生と   (ニュースで迷惑行為をしている方がいますね)

感謝と喜びの言葉に変えていく 生き方

どちらを選びますか?

 

選ぶのはあなたです。

 

7.親亡き後の家

親が亡くなった後

一軒家が放置状態となっているお宅が増えています。

別居している子供は自分の生活が成り立っているので

親の家ごと必要がありません。

 

では何故放置しているのでしょうか?

 

お金のことは別にして、同居していれば

どれを大切にしていたか

使っていなかったモノは何か など分かります。

しかし、別居していた子供は判断がつきません。

 

これも大切かも、あれも大切にしていたかも。

そう思うと処分ができなくなるのです。

家ごと親の思い出になってしまうからです。

 

 

少子化により、家が余ってきています。

そのため、放置された家が増え、国も重い腰をあげました。

放置状態の家は、固定資産税を上げるというものです。(特定空き家)

放置されれば、地域の危険要因になるからです。

 

害虫の発生原因になったり

倒壊しそうなものは当然のことですが

放火される危険が増したり

不法侵入者が住む場合もあります。

 

それも、親が必要なことを子どもに伝えていなかったからです。

 

そうならないためにも

やはり親自身が自分にとって大切なものだけにしていく

という姿勢が必要でしょう。

 

もしそれが難しいのであれば

使わないものは納戸に入れておくでも構いません。

そして子供に「ここにあるモノは要らないものだよ」

と伝えておいてください。

 

子供に言えば文句を言われると思うのであれば

エンディングノートに書いておくのもいいでしょう。

そして、そのノートには

子供に処分してもらうことへの感謝を書き添えておきましょう。

 

処分するにはお金がかかります。

私が聞いた中で一番高かったのは500万円でした。

下手をすれば、お葬式代よりもかかるということです。

 

片づけは、絶対無理矢理はいけません。

こころとモノはつながっています。

 

子供が同居するのにドンドン捨てていたら

母親が鬱になり

部屋から一歩も出なくなった。と言う話も聞いております。

 

一人暮らしを心配して同居を決めたのに

結果的に、ご本人にとっては一人で元気に暮らしていた方がよかった

という事態にもなりかねないのです。

ここは是非ご家族が気をつけたいところです。

 

何のためにモノを減らすのか?

 

その人が幸せに暮らすために

怪我をしないために

転んで寝たきりにならないために

少しでも床置きをなくしていこう。

 

そういう姿勢が大切なのではないでしょうか。

自分のイライラのためにしていると感じた時点で、

相手(親)はこころを閉ざしてしまうのでは と感じます。

 

8.捨てるという言葉

父親に、かたくなに整理を拒まれる。

しまいには、玄関にも入れてもらえなくなった。

 

ある娘さんからお聞きしたことです。

親から家にも入れてもらえなくなるって、悲しいですね。

 

捨てることが苦手な方は

「捨てる」という言葉自体に拒否反応を起こします。

その言葉が出たとたんに

その後一切言葉が頭に入ってきません。

 

大概は、本人も処分しないといけないと分かっているのです。

だからこそ

押しつけられているように感じてしまうのです。

そのため、「捨てる」は使いません。

 

 

では何の言葉を選ぶのか?

 

 

「手放す」 という言葉を使っています。

 

同じだと思いますか?

 

 

「手放す」は未来があるように感じます。

「捨てる」よりゴミ扱いの感はありません。

 

手放した先に

新しい持ち主との出会いや

新たなモノに生まれ変わる。

 

そんな語感があります。

人は微妙にその違いを受け取ります。

言霊ですね。

 

もちろん言い方にもよりますので、そこは気を付けて下さいね。

親の価値観、思い出を逆なでする言葉は、使わないことです。

 

拒否された娘さんは、「捨てる」を連発していたそうです。

「始めにその言葉を知っていれば。。。」

そう言われていました。

 

9.衣類・古布

女性が捨てられないもので多いのが、衣類などの布系です。

古布は、自治体でも集めていることが多いでしょう。

 

なぜ捨てられないのか?

 

ゴミとして扱われるのが嫌というのがあります。

それ以外にも

 

高かった!

今度いつ買えるかわからない!

痩せたら着る!

等々、人によりいろんな理由があるのですが

布の命として考えてみましょう。

 

自治体で集められている古布。

単純に捨てられているのではなく

工業用の油を拭くとか

布の命としては全うして処分されます。

罪悪感を持つ必要はありません。

 

それでももったいないと感じるのであれば

どうしようかな?

そう思った時が、手放し時です。

リサイクルショップにすぐに持って行きましょう。

 

捨てられない人が捨てようと思った時は

日本のほとんどの人が、いらないモノになっているのです。

リサイクルショップで換金してもらえないことも多くなります。

 

新品のタオルなら

生協で牛のお乳を拭くのに集めていることもあります。

盲導犬のお腹の下に敷くために

古タオルを集めていることも、たまにですがあります。

地球環境を考えて、リサイクル・リユースをしてみませんか?

 

10.まとめ

親の片づけでは、本人に寄り添う気持ちが一判大切です。

そこは外さないようにして、手順を確認してみましょう。

 


①自分のモノから整理を始めます

参照:1.価値観の違い

 

②「ありがとう」の一言を

景色(環境)が変わってくれば

同居人の意識も少しづつですが変わってくるので

行動に注意しておきます。

 

ちょっとでも整理を始めたら

「ありがとう」「嬉しい」の一言を。

 

何十年も培ってきた意識を

一気に変えることはできません。

 

自分の意識さえ なかなか変えられないのに

家族とはいえ 他人が人を変えることは難しいのです。

変えるといいことがあると

本人が気づくような環境を用意することが大切なのです。

(部屋の風景・言葉・空気・香り・音など)

 

③共有物の相談

共有物で、使っていないモノの処分の相談をします。

すぐに解決できない場合は

期限をつけて(ラベルを貼る)納戸部屋へ。

ケガをしないように、日常生活に支障のでる場所から排除します。

震災対策にもなります。

 

無理しない。が基本です。

参照:7.親亡き後の家

 

④こだわりの少ないものから始める

こだわりの少ないものから手を着ける。

注意することは、短期間で片づけようとしないこと。

共感・こころへの寄り添いを忘れずに。

もちろん怒ってはダメですよ。笑顔

 

思い出の品は一番最後です。

こころの痛みが少ないものから始めます。

なので、人により始めるモノは異なります。

 

景色が変わる方がやった感があるので

一般的には衣類や食器から始めることが多いでしょう。

 

写真は思い出そのものなので、やらなくても構いません。

写真は大変な割に、

景色が変わるほどの量はないことが多いでしょう。

整理するのであれば、

入院した際に寝たままで見れる状態に変えること。

昔の増えるアルバムでは重すぎますね。

 

⑤思い出の品

思い出の品については

そのモノにまつわるエピソードや想いを

丁寧に聴いてあげましょう。

 

聴いてもらった満足感で

手放せることも案外多いものです。

親子であれば、なおさらです。

 

両親の結婚のいきさつなどご存知でしょうか。

 

以外な事実がでてきたり、

親子の親睦に役立ちます。

 

親子喧嘩をしている方ほど

早めに修復するために使ってみてはいかがでしょうか。

孝行したい時には親はなし

とならないように。

 

※「捨てる」は使わない

参照:8.捨てるという言葉

 

11.エンディングノート

モノの片づけが進んだら

お金の整理もしておきましょう。

大切なモノが何で

どれをどの子供に託すのか書いておきましょう。

 

書くのをためらう人が多いのですが

いつでも書き直せると軽く考えましょう。

本人の意向を確認するものですし

子供の相続争いを防ぐ効果も期待できます。

 

 

近年、相続争いの裁判が増えています。

相続財産が多い方がすると思われるかもしれませんが

実際に多いのは5000万円以下の方達です。

相続税がかからないので、長引いても問題ないから。

 

お金持ちは、さっさと片を付けます。

それこそ、お金の片づけをするのです。

分ける財産があるというのもありますが

相続税の延滞税を払うくらいなら

不承不承はあったとしても

さっさと決めた方が得なのです。

 

 

エンディングノートの中では

それぞれの子供へのメッセージが一番大切です。

感謝の言葉と共に、伝えたい想いを書き記してみましょう。

その言葉が、相続争いを防ぐのです。

 

親は同じように愛したつもりでも

子供の中では差別があったように感じていたり

親の想いをカン違いして受け取っていたり

コミュニケーションがずれていることがあるからです。

 

 

介護状態になったときにも

書かれた内容は、自分らしく生きていくための情報が

たくさんあります。

 

介護をするのは、子供とは限らない。

介護施設でお世話になる人が

 

この人がどんな人生を送ってきたのか?

 

どんな色が、どんな食べ物が好きだったのか?

(着るものの色や好みを配慮してくれます)

 

好きな場所・景色は?

(連れて行ってくれることがあります。

それにより認知症が緩和されたりします)

 

そんな情報が満載なのです。

 

また、エンディングノートは、

死後のことを考えるノートではありません。

これからの人生をどう生きていくのか?

を考えるノートです。

そのために、今までの人生の整理が必要になってくるのです。

 

整理ができたら、

あとは明るい未来を描いて、動き出しましょう。

趣味のおけいこ事や旅行、地域ボランティアなど、

あとの憂いなく人生を謳歌できるでしょう。

 

 

介護のことを考えて

複数の子供がいる場合は、

メインの子供を決めておくといいでしょう。

介護施設一つ決めるにも

いちいち全員の意見を聞くのは大変だからです。

 

もっと言うと

元気なうちに介護施設を見て歩くことが大切です。

自分が入りたい施設とは、どんな処なのか。

考えておくことは重要です。

 

特に、味覚は一生変らないので

子供が住んでいるところに連れていかれて

好きではない味を、人生の最期に食するのは

幸せではないでしょう。

 

 

もう一つ、親自身が考えておく必要があるのが

お金の管理です。

介護をする親の囲い込み合戦が

子供たちに起きています。

 

自分が親のお金を自由にしようとか

自分に有利は遺言書を書かせようとか

そんな子供達がいるのが現実です。

 

これも、今までの自分(親)のしつけだと言えばそれまでですが

悲しい事実ですね。

 

 

お金の管理には、専門家を入れることができます。

任意後見制度を取り入れる際に、

子供は介護に専念し

お金の管理は専門家(司法書士等)に任せる。

 

ここは、親が自分で遺言書を書いて

公正証書にし

その旨を、子供達全員に言って置く必要があります。

 

 

なにやら子供達から文句がきそうな気もしますが。。。

自分もやがて同じ時がくるのです。

運命は回りますよ。

自分がされてイヤなことは、止めておきませんか?

 

12.片づけるタイミング

片づけるタイミングは、人によりそれぞれだと思います。

その人が片づけたいと思った時が片づけ時です。

 

できるならば子育てが終わった50代くらいから

始めるとやりやすいでしょう。

夫婦二人だけのライフスタイルに変わるからです。

 

 

子供のモノは、子供に引き取ってもらうことを中心に考えていきます。

例外として、写真は置いておいてあげて欲しいと思います。

若夫婦にとっては狭い部屋を占拠してしまうもので、

可愛そうだなと思ったことがあります。

 

実家に帰ってきた時に、

家族みんなで眺めるのも楽しいのではないでしょうか。

いずれは、アルバムを引き取ることになるのです。

その時まで親が保管しておいてもいいのではないでしょうか。

そのため、親のアルバム、子供のアルバムと

別々に作る必要もないと考えています。

 

 

逆に、子供のモノと言いながら

親の思い出であることが往々にしてあります。

 

ここは、子どもに「要る」のか「要らない」のかを聞くことで、

自分の思い出なのか、子供の思い出なのかを

判断することができます。

 

 

体力的なことを考えれば、

60代には始めたいものです。

70代80代になると、

やはり身体的に厳しくなるというのが本音です。

その時に寄り添って

一緒にやっていただける方がいるのであれば、

頭さえしっかりしていれば

判断することができるでしょう。

 

ボケたり、亡くなったりすると

処分できなくなることがあります。

参照:7.親亡き後の家

 

 

幸齢整理は、体力と気力があるうちに始めたいものです。

亡くなった後に

子供達から文句を言われるのと

しっかりしていた親だと感謝されるのと

どちらが嬉しいでしょうか。

 

天から胸を張って子や孫を見守れるように

自分の周りを、少しづつ整理してみてはいかがでしょうか。

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