コラム更新しました。
『片づけるか、片づけないか、その時の心の状況で選んでいる。
片づけないというのは、あなたが片づけない選択をしている結果である。』
そういわれているのが、選択心理学をベースに様々なコンサルティングをされている岡田真由美さんです。
『春になってからでいい、衣替えですればいい。そう言い訳?をしながら自分との対話で決めている。』
片づけがよくダイエットに例えられるのは、同じ心理だからでしょう。
「痩せたいけれど、目の前のケーキは食べたい。。。。明日からダイエットをしよう!」
「片づけたいけれど、疲れているから明日の朝に片づけよう!」
同じですね。
朝片づけられればいいけれど、忙しい働く主婦、子育て期の母は、次々と新しい事が起きて時間が足りなくなる。
「いいや!片付けなくても死にはしない。」
では、本当に片づけたいと思っているのでしょうか?
岡田さんは本根を自分に聞いた方がいいと言われます。
片づけないことを優先する選択をしたには「片づけない理由」があるので、その自分に会いに行く。
自分を責める人が多いので、責めない。
「~ねばならない!」を手放す。
これは真面目な方が多いからです。まずは許してあげる。
そうしないと、精神的に疲弊してしまう方がいます。
なんで片づけない自分がいるのだろう?にフォーカスする。
ここは片づける、でもここは片づけない。
それが自分のスタイルとなれば、<楽>になるかもしれません。
ダイニングテーブルだけきれいならいいことにしよう。
そこに花を飾ればhappyでいられる。
想像するだけで楽しくなりませんか?
ダイニングテーブルは家庭でもっとも散らかりやすい場所です。
なぜなら、そこにあったほうが楽できるから。
ただし、この<楽>も数点までなのです。
数十品になると、ゴチャゴチャ感が心地いいから離れてしまいます。
さらに、どこに何があるのか分からなくなります。
「楽」だから置いたはずなのに、探し物をしている。確かここに置いたはず。。。
昨日お伺いしたご自宅でも、現在使っているカゴに値札のビニールひもだけ残っていました。
値札は購入時に取った(店舗ではずしてくれた)けれど、はさみが手元になかったからビニールひもはそのままなのかな?と思いました。
どうしてそう思ったかというと、「はさみありますか?」とお聞きした時に出てこなかったからです。
スタッフがすぐに携帯していたはさみを出しましたが、ちょっとした質問で日々何がお困りなのかが分かります。
はさみってよく使うアイテム。
それが探さないと出てこない。
ではあまり使わないものは、もっと出てくるのに時間がかかるのだろうと察しが付きます。
意地悪で聞いているのではないのです。
日々の生活は細かなことの積み重ね。
ほんの一コマのために、家事が滞ったり、嫌になったりするからです。
もっと探し物が多くなり常態化すれば、気持ちも落ち込み自分を否定するようになることさえあります。
自分は出来ないのだと。
だから「自分を責めない!」は大切なのです。
だからといって、能天気に「散らかってて、いいわ!!!」になると、家族が体調を崩します。
部屋は健康のバロメーターにもなります。片づかないところは掃除が行き届きません。
埃が多ければ多いほど、ウィルスやカビの胞子がひそんでいる可能性が高い。
ご高齢の方がたまに押入を片づけようとしたら、
カビの胞子を大量に吸って肺炎になったというのを聞いたことがあります。
カビが生えるまで放置してはいけないということ。
環境にもよりますが、一般的には気がつくような日々の手入れをしておくことが必要になります。
もし放置状態であれば、必ずマスクをつけて作業をしましょう。
次回は男性編、子供編で書いてみたいと思います。